建学の精神及び教育理念
本学の建学の精神は、「楽学」 である。これは論語の第一章学而編 「学びて時に之を習う、亦た説ばしからずや。朋有り遠方より来たる、亦た楽しからずや。」 からの引用である。その謂れは、「学んだことを常に繰り返してゆくと、やがて自分のものとなり、自由に働きを表すようになる。」 である。 絶えざる教育の実践と人格の練成を重視するものである。
「学びて時に之を習う」は、学んだことを復習し熟達することであり、学んだことを実行・実践する「知行合一」の精神でもある。また、「朋有り遠方より来る」の「朋」の意味するところは、師を同じくする者が、お互いに学び深め教え広める「切磋琢磨」の心である。そして、学而編 締めくくりに及んで、「人知らずして心慍らず」と説かれ、学問は立身出世のためのものではなく、自らが学問の「真理探究」の中に身を置くことによって、自他ともに認める人格の陶冶を重んじている。
この建学の精神「楽学」は、「知行合一」「切磋琢磨」「真理探究」をめざす教育実践力と人格の練成の姿を求めているのである。
建学の精神 「楽学」 をもととして、次のことを教育理念として教育を行う。 ○徳性の陶冶を重んじ、人間性を練り鍛える、豊かな人間形成を図る。 ○地域に生きて働く人材の養成
保育に関する実践的な知識と技能を協働的な学びの環境において主体的に習得し、課題解決能力と創造力、コミュニケーション能力を会得させ、ボランティア活動などの地域貢献をとおして敬愛の精神の練成を図り、学生自らの徳性の陶冶を通じて保育者としての使命感を持ち、社会に有為な人物となるように教導することを教育目的とする。