本学客員教授による第17回 特別講義が行われました!

4月26日(金)、本学客員教授福田良彦岩国市長による特別講義が、1年生「基礎ゼミナール」2年生「キャリア開発Ⅱ」の時間に行われました。特別講義は今年度で11年目となり、毎年新しい岩国市の施策について岩国市長から直接お話を聞くことができる有意義な講義となっています。
 「岩国市のまちづくり」と題して岩国市のさまざまな施策を力強く紹介していただきました。まずは、「愛宕山多目的広場」について、ふくろう公園の愛称で市民に親しまれている公園ですが、平常時には、誰もが言葉の壁を越えて遊べる安全性と機能性を併せ持つ施設として、今後インクルーシブ遊具の設置が予定されています。また、災害時には防災拠点として、物資の備蓄、耐震性貯水槽、ヘリポート等の機能を備えていることを紹介されました。次に「障がい者手帳アプリ『ミライID』」の利用開始について、2024年4月から運用が開始され、障がい者手帳をスマホで提示ことにより、提示時の心的負担の軽減が計れると考えられます。「岩国駅南地区市街地再開発ビルの建設」について、岩国市は3Fフロアを担当する予定で、令和9年度の完成をめざして取り組んでいることを話されました。学生たちは新しい複合施設のさまざまなテナントについて思いを巡らせ、興味津々で聞いていました。学生の通学路でもある南岩国駅前については、自転車置き場を除いて工事が完了し、整備がされました。今後は南岩国地区区画整理事業として、新たな街づくりが展開されます。
 また、「PLAT ABC」(英語交流センター)、子育てアプリ「母子モ♡いわくに」や、山口県の広域で利用できる病児保育アプリ「あずかる子ちゃん」について紹介され、子育てに優しい岩国市の印象を再認識できました。さらに、福祉、科学、健康増進の機能が備わった「いこいと学びの交流テラス」は令和7年に完成予定で、その眺望の良さから多くの人に利用してもらいたいと話されました。
 質疑応答では、若者の目線からぜひ取り入れてほしい店舗や施設などの要望についての質問、障害者手帳アプリの利用について、利用者や利用範囲についての質問がありました。それぞれに、市長が丁寧に学生たちの疑問に答えてくださいました。そのほか、講義後の感想でもさまざまな意見や要望がありました。この講義を通して学生さんのアイデアを募りたいという市長の要望通り、学生たちの感想はすべて市長に目を通していただく予定です。市長の親しみやすいお人柄と、スピード感のある岩国市の施策内容で、毎年大好評の本講義です。来年度もぜひ楽しみにしています。